工房にて
二人のトークは、工房の成り立ち、設備、教室、周囲の環境から日本の特色へ。緑豊かな工房の環境や、作品が日常に溶け込む「道具」として求められる日本の特徴は、貴島雄太朗のガラス作品作りにどのように影響しているのでしょうか。
町田顕彦|MACHIDA Akihiko
knulpAA gallery
1973年東京都練馬区生まれ。大学卒業後、輸入貿易会社に勤めながら自身で起業を考えていた頃に陶芸が盛んな栃木県益子町に縁ができる。
日本の伝統工芸に興味を持ち、2003年石神井町に「日本の良いモノ集めました」というコンセプトで日本の現代的なライフスタイルに合う工芸プロダクトを販売するknulpAAをオープン。2013年移転時に個人作家の手仕事の作品を紹介するギャラリーに集約。企画展を中心に、陶器のうつわをはじめ、ガラス、木工作品などを扱う。
貴島雄太朗|KIJIMA Yutaro
ガラス作家|Glass Artist
1964年東京都生まれ。明治大学商学部卒業後、損害保険会社勤務のかたわら1992年吹きガラスを始める。
1994年Pilchuck Glass School参加、1995年Lino Tagliapietra氏及びRudy Gritch氏によりbest studentにノミネート。
1996年東京都練馬区大泉学園町の閑静な住宅街にある自宅敷地内に吹きガラス工房「青樹舎硝子工房」を開設。現在、同ガラス工房主宰、吹きガラス教室講師。 ガラス作家 として代表作「削紋」を始めとする自身の作品制作を行う他、工業用ガラス製品、商業ディスプレイデザインなど企業からの依頼制作を担う。
編集 高多 留美|TAKATA Rumi
写真 竹花|TAKEHANA
ディレクション 千葉 泉|CHIBA Izumi