漆工芸家 江藤雄造氏 との共作
2021.1.31
銘々皿
漆工芸家 江藤雄造氏 との共作
2021.1.29
金魚と銘々皿
大阪、ギャラリー螺のお導きで、漆工芸家の江藤雄造氏と出会いました。
漆の魅力、ガラスの魅力を引き合わせて良いものを作りたいという思いが共作を産みました。江藤氏の鮮やかな金魚は、割れた金魚鉢の一片を水面から底まで舞うように泳ぎます。ガラスに載せられた漆は、黒でさえも鮮やかに豊かに揺らめきます。
貴島雄太朗
VOGUE JAPAN 4月号
128ページからの特集「今買いたい、注目作家の工芸作品。」の中で江藤雄造氏が紹介され、貴島雄太朗のコラボ作品が掲載されました。
LIFESTYLE / CULTURE & LIFE
ライフスタイルに取り入れたい、モダンな蒔絵や鍛金、竹の品々。【今、買いたい工芸作品 vol.3】
BY MASAE WAKO
2021年4月12日
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/craving-crafts-3
江藤雄造|ETOH Yuzoh
漆工芸作家
2001年兵庫県龍野実業高校デザイン科卒業、2015年播磨工芸ビエンナーレ「播磨工芸会賞」、2016年第34回黒川録朗賞、2018年LEXUS NEW TAKUMI PROJECT、2019年World Art Dubai(UAE)、ミラノサローネ国際家具見本市(イタリア)、ART SHOPPING EXPO(フランス)
江藤漆美術工芸代表
日本工芸会研究会員・兵庫県工芸作家協会会員
芸術文化団体 半どん播磨の会会員
貴島雄太朗|KIJIMA Yutaro
ガラス作家|Glass Artist
1964年東京都生まれ。明治大学商学部卒業後、損害保険会社勤務のかたわら1992年吹きガラスを始める。
銘々皿
吹きガラスの作り方の最大の特徴は、粘性のある高温なガラスを膨らませて作るところにあります。
日々制作をしていて、そのかたちが美しいと感じる瞬間は、膨らませて張りのある丸いかたちが出来上がる瞬間です。なにか完成形をもとめるときは再加熱して成形を進めますが、張りのある球体に勝る美しさはないと思います。
銘々皿は丸く膨らました瞬間に作業を止めてそのまま冷ましたのちに割って切り出して制作しています。
また、ガラスの美しさは、割れ物故の儚さにもあると思います。割れたガラスには鋭敏な輝きがあり、人を傷つける危うさが一層の魅力を醸しだします。その割れたガラスの美しさを全周に纏うのが銘々皿です。
そのような銘々皿は、普通に吹いて作る皿より手間がかかりますが、独特の美的構成を持っていると思っています。
撮影 竹花 康
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